輸入住宅はメンテナンスがたいへんなのではないかと不安に感じている人も多いかもしれません。ここでは、輸入住宅のメンテナンスの必要性と、メンテナンスの際のポイントについて紹介しています。
「家は、何世代にもわたって住み継がれていくもの」という文化がある海外の輸入住宅は、永く住むことを考えて造られているため、当然、家の寿命も長くなります。だからといって、メンテナンスの必要がないというわけではなく、だからこそ、永く、快適に過ごすためのお手入れが欠かせません。
輸入住宅は、海外から建材を輸入して建てられているため、輸入資材に慣れていない会社がメンテナンスを行うのは難しいとされています。また、メンテナンスに必要な部材を、海外から輸入しなければならないのですが、施工会社や輸入先のメーカーが倒産してしまうと、部材が手に入らないということもあるので、実績のある会社に施工やメンテナンスを依頼するということも重要です。
使用頻度が高いため、不具合が出やすいところでもあります。無垢材を使用していると、湿度によって膨張し、開閉がしにくくなることがあるので、蝶番で調整したり、ドアを切削する必要が出てくることも。家を建てる際には無垢材の扱いに慣れた、技術力のある住宅会社に依頼するというのも、メンテナンスの負担を減らすための対処法のひとつです。
輸入住宅の中には、窓に木製サッシを使用しているものもあります。見た目が良いというメリットがある一方、腐食する可能性があるため、定期的に塗装をする必要があります。
また、輸入住宅では、ケースメントと呼ばれる開き窓が使用されることが多いのですが、ケースメント窓は、構造が複雑で、風が強いと自然に閉じてしまったり、歪んでしまうこともあり、スライド式の窓よりも壊れやすいといわれているので、扱いには注意が必要です。
庭に設置された広いウッドデッキも、輸入住宅の魅力のひとつですが、ウッドデッキは雨風にさらされるため、劣化しやすい場所でもあります。あらかじめ、劣化しにくい木材をセレクトするようにしましょう。
外壁の塗装で使用する塗料の耐用年数は、高価なものであれば20年もつものもありますが、7~10年というのが一般的です。外壁の塗装には、見た目の美しさを維持するというだけでなく、建物の耐久性を高めるという効果もあるので、定期的に塗り替えを行う必要があります。
こだわりの詰まった自分のイメージ通りの輸入住宅を建てるためには、自分好みの家づくりをしている住宅メーカー選びが大切。施工事例を見て入念にチェックしてください。